Tuesday, June 12, 2007

 

曲線の美しさ




曲線の美しさに取り付かれた西洋人って

近代以前にはあまりいないけど、

20世紀初頭のラリックやドームは絶対にこのタイプ。

うねうねとくねったガラス器は軽やかで一見捉えどころがないように

見えて、しっかりと深い部分で命が通い、力がこめられ

生命力によって支えられています。


こういった力強い曲線は蘭や熱帯樹の由来とされているけど、

このゆりの曲線を見てみると、かならずしも

そうじゃないなって思ったりします。

清楚で限りなく清らかでありながら、

なまめかしく、時に挑発するようなゆりの花。


聖母の姿にマグダラのマリアが重なります。

 

梅雨になる前に










じっとりとした梅雨は嫌なもの。
それはガーデナーにとっても同じ・・・。
剪定や掃除が雨によって出来なくなるし、
病気や蒸れが発生します。
でも、見方を変えれば、しっとりと豊かに水をはらんだ空気は
いつもと違った魅力を草木に与えてくれるもの。

私はそんな梅雨が大好きな一人なのかもしれません。
写真は夏に向けて作り直したシェードガーデンの一部と
メドォー風にしてあるワイルド・クリスマスローズの一角。

メドォーって草原って言う意味でイングリッシュガーデンでは
わざと庭の一角を自然の草原にようにするのです。

日本人も自然を庭に取り込んだけど、英国人も同じことを考えたのかもしれませんね。

 

Something sweet




どの薔薇が好きかと聞かれることが多いけれど。

内心、本当に困ってしまいます。

どれも大好き。どれも長所と短所があるし。

恋愛や友達付き合いと同じで、欠点を挙げていくよりも

良い部分を見てあげる方がずっと豊かな関係になれるかも。


それでも、どうしてもと言われてしまうと

このイモータル・ジュノーと答えないといけないかもしれません。

いつの日か夕日を背景にこの薔薇がたわわに咲き誇っている

ことがありました。もう、言葉にならないくらいの美しさ。

印象画の世界のようにうす暗がりの中に退色してほとんど

白くなったこの花が浮かび上がるように漂っている。

夢のような思い出です。

 

薔薇の園を夢見て



オールドローズの豊かなニュアンスとたおやかで繊細な

魅力に取り付かれると、

どうしても、モダンローズが物足りなくなってしまいます。


でも、薔薇は手のかかる植物。

あんまりありすぎると世話が出来なくなってします。

仕方がないので、他の人に貰ってもらうことに。。。

このカフェオレ色のカフェもそんな薔薇の一つでした。


もう手放そうとしていたそのときに

薄いピンクがかった大輪の花を

香り豊かに咲かせたんです。


こんな美しい色見たことがない。

思わず愛おしく、可哀想になったんです。

見捨てないんで・・・。って言われているように。

それ以来、この薔薇は大切な存在。

以前のような美しい色で咲くことは無いけれど、

薔薇が安心しているようで、なんだか、ほっと嬉しい。

 

きらめく昼下がり








バタバタしていて、ブログをすっぽかしていました。
何しろ5月は薔薇の季節。
育てている薔薇の表情に一喜一憂、他のことが
どうしても疎かになってしまいます。

薔薇って名前も素晴らしい。
”メイズンス・ブラッシュ”っていう薔薇は”ロミオとジュリエット”の時代からあるんだけど、
”乙女の恥じらい”っていう意味。
だけど、同じ薔薇がフランスに渡ると、”乙女の太もも”って言う意味になってしまう。笑。

ある、薔薇研究家にインタビュアーが「好きな薔薇は?」
と質問したとき、彼はこの薔薇の名前を言ったという。
さて、どちらの意味で使ったのかな。

いづれにしても、
A rose by any other name would smell as sweet.

ってことなのかな。

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